via. The next generation of Windows: Windows 10
ども、コンニチワ。MacBook Pro 上で Windows を動かしながら仕事している いぢま。(@ezm_t )です。
さて、本日(2015年01月22日)未明に Microsoft の新 OS『Windows 10』が発表になりましたね。
リアルタイムでは見ていませんが、公式サイトの資料などから Mac ユーザーにもわかり易くまとめてみました。
Windows 10 ちょっと気になるわあってな貴方のお役に立てればコレ幸いにございます。
▼ 実際の keynote はこちらから視聴可能です。
Windows 10: The Next Chapter
Windows 7 / 8.1、Windows Phone 8.1 ユーザーは無償更新可
現在利用中の OS が正規の Windows 7、Windows 8.1、または Windows Phone 8.1 の方は無償でアップグレードできちゃうそうです。
Apple が無償提供しているから対抗したんでしょうかw
昨年(2014年)11月の iOS 版 Office アプリ(Word、Excel、PowerPoint)の無料化もそうですが、OS に関しても新しい戦略に舵を取ったようですね。
「Delivering Windows as a Service and a Free Upgrade to Windows 10」だそうです。
クラウドサービスやSNS、配信サービスなど、直接的な OS やアプリケーションの売り上げ以外の部分をビジネスの主軸にしていこうという事なんでしょうね。
その為に、まずは既存の Windows ユーザーから囲い込んで逃げないようにしておこうという訳ですね。
ただ、これは以前から言われ続けていることですが、ハードウェアの売り上げを持つ Apple との差は大きく同じ方法を取ろうとするとかなりのリスクを伴います。
単純に考えても、今まであった OS アップグレード分の売り上げがごっそりなくなる訳ですから、それに見合うだけのプラスの種が必要です。
果たして、この戦略は吉と出るか凶と出るか、見守ってみたいと思います。
音声認識会話型アシスタント『Cortana』の PC 版標準搭載
via. Windows 10: The Next Chapter
スマホ向けに開発してきた音声認識による会話型アシスタント機能『Cortana(コルタナ)』が PC にも標準搭載されるそうです。
iOS の『Siri』や Android の『Google Now』などに先行されていた感のある会話型アシスタント機能を PC にも対応させることで巻き返しを図ろうとしているのでしょうね。
学習機能も搭載し、スマホ、タブレット、PC で検索履歴や操作履歴などを共有することで、どのデバイスを使っても自分に合った情報を提供してくれるとの事で、天気予報や公共交通機関の状況などの通知もしてくれるそうです。
また、ファイル検索に際してはローカルドライブと OneDrive の横断検索をしてくれるということで、検索機能は Bing の機能を拡張したもののようです。
う〜ん、Mac ユーザーにわかり易く言うなら、Siri と Spotlight の融合的な感じですかねえ。
デモを見る限りでは Siri より優秀な感じもしなくはないですねw
新たな Web ブラウザ『Spartan』の搭載
via. Windows 10: The Next Chapter
Windows 10 からは新開発の Web ブラウザ『Spartan(スパルタン)』が搭載されるそうです。
新たなレンダリングエンジンを使ったこのブラウザは互換性や信頼性も向上し、 UI も Windows 10 向けにデザインされていて、高度な共有機能を実現しているそうですよ。
例えば、表示中の Web ページに直接スタイラスペンで書き込みを入れたり、任意の位置に注釈を入れたり、一部を切り出して共有するなんてことができちゃうらしいです。
また、文章の読むことに注力したい場合には簡略表示に切り替えられる『リーディングモード』といった機能も盛り込まれているそうです。
但し、下位互換性を保つために既存の IE も暫くは残すらしいです。
Web 制作に携わる方々には、ここが怖いですねw
Web 標準でない特殊な規格を使っていた場合、IE の各バージョン対応の上に Spartan 対応もしなくちゃいけなくなる可能性も匂ってきちゃいます。
そうでないことを祈りましょうw
Xbox One のストリーミングプレイに対応
via. Windows 10: The Next Chapter
Windows 10 対応のスマホ、タブレット、PC では Windows 10 の DirectX 12 向けに開発されたゲームの処理速度やグラフィック性能が向上し、より快適な環境で Xbox One 上のゲームをストリーミングプレイすることが可能だそうです。
Xbox One のゲームタイトルをそのままベッドに横になりながらスマホやタブレットでプレイしたり、勉強や仕事の合間の息抜きにそのまま PC でプレイできたりする訳ですね。
ゲーマーはいつでも家中どこでもお気に入りのゲームが楽しめちゃうという事で、ハマり過ぎ十分気を付けたいですねw
Universal App 版 Office スイート
また、今回の Windows 10 に合わせて、スマホ、タブレット、PC のそれぞれでシームレスに作業ができる最新 Office スイート(Word、Excel、PowerPoint、OneNoteなど)も紹介されました。
Universal App は同じアプリケーションをスマホやタブレット、PC、更に ゲーム機である Xbox One 上でも動作可能で、それぞれの画面サイズや環境に合わせてUIが最適化されるということで、クラウドの OneDrive 上に保存したファイルなら PC での作業を移動中にスマホやタブレットで継続する何てことも制限なくできそうですね。
実際のリリースは数ヶ月先になりそうですが、現在鋭意開発中とのことで、詳細も随時公開されるそうす。
▼ Windows 10 のプレゼンビデオ
大体主要な新機能的には以上のような感じになっているようです。
Windows 以外のトピックとして目の前に 3D の仮想オブジェクトを重ねて表示できるリアルマイノリティ・リポート(*1)なデバイス『Microsoft HoloLens』なんてのも発表されましたが、それはまた別のお話という事で、今回はこの辺にしておきます。
さてさて、今回の記事は貴方のお役に立てましたでしょうか...。
*1:マイノリティ・リポート・・・2002年に公開されたトム・クルーズ主演のアメリカのSF映画
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