トップ コンピュータ Windows 一気に未来がやって来た!?Microsoft が発表した 3D ホログラム AR デバイス『Microsoft Hololens』が生活を一変させるかもしれない

一気に未来がやって来た!?Microsoft が発表した 3D ホログラム AR デバイス『Microsoft Hololens』が生活を一変させるかもしれない

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ども、コンニチワ。特撮 SF 映画を撮りたいと子供の頃から今も夢見ている いぢま。@ezm_t )です。

さて、今回は、昨日(2015年01月22日)の記事の最後でサラッと触れただけだった Microsoft の新しい 3D ホログラム AR デバイス『Microsoft Hololens』について書こうと思います。
や、何で昨日の記事に併せて書かなかったのかって言うと、それほどまでにインパクトの強い発表だったからに他ならないんです。
もうねえ、Windows 10 の紹介ついでにちょちょっと書いて終わりにはできなかったんですよ。

って事で、Microsoft が素知らぬ顔してぶち込んできた驚きのニューデバイス『Microsoft Hololens』についてご紹介します。

SF チックなデバイスに目がない貴方のお役に立てればコレ幸いにございます。

[K]【Windows】本日発表された Microsoft の新 OS『Windows 10』について簡単にまとめてみました - Knowledge Colors
【昨日の記事】

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▼ 『Microsoft Hololens』プロモーション映像

まずは上の動画をご覧ください。
これは昨日(2015年01月22日:JST)の keynote でも流された『Microsoft Hololens』プロモーション映像なんですが、良くできてますよね。
や、プロモーション用なんだからよく出来てて当たり前なんですが、出来過ぎていて現実味がないシーンが出てきます。
そう、目の前に 3D オブジェクトが現れたり、それを手で移動したり操作したり、近未来を描いた SF 映画やアニメ、TVCMなどで幾度となく描かれてきたシーンです。

上の動画を見ただけだと、プロモーション用だからって CG 合成して「完成した際のイメージです」って事なんでしょと思いますよねw
でもねえ、これガチなんです。

Win10 holoLens livingRoom Web
▲ マイノリティ・リポートや電脳コイル(*1)の世界が現実に?!

公式サイトの『Windows 10: The Next Chapter』に昨日(2015年01月22日:JST)の keynote の全編動画がアップされていますので、そちらをご覧いただければこの『Microsoft Hololens』がほぼほぼ完成していることが確認できます。

01:37:00過ぎから Alex Kidman(アレックス・キッドマン)氏による『Microsoft Hololens』のプレゼンが始まって、01:53:10辺りから舞台上でのデモンストレーションが始まります。
このデモンストレーションを見る限り、ほぼ完璧に 3D ホログラムが現実世界に融合していてジェスチャーによる操作ができちゃってます。
凄いです。もう未来です。もう SF じゃなく現実になっちゃったんです。

いやあ、技術的には可能なんだろうけど、製品化となるとまだまだ何年も先の話だろうなんて思ってたらイキナリ未来がやって来ちゃいました。

▼ 開発に携わった方々のコメンタリー映像

この『Microsoft Hololens』の前面(額の辺りの左右)には使用者が見ている現実のオブジェクトの位置や大きさなどを測位するセンサーと使用者のジェスチャーを読み取るセンサー(カメラ)が内蔵されているんですね。
それによって実に正確に現実世界と仮想の 3D オブジェクトを融合させているんです。

更に、デモンストレーションの様子を注意深く見ると、操作している女性の目線に合わせてメニューブロックがハイライトしたり、カーソル的なものが動いたりしているのが見て取れます。
ここから『Microsoft Hololens』の内側には使用者の目線を感知するセンサーも内蔵していることが分かります。

そして、コピー、ペースト、リサイズなどのコマンドは音声によって実行されていますね。
キーボードもマウスもタッチペンも必要ないんです。
最早、現実の入力デバイス(機器)もディスプレイ(モニタ)も存在しません。

この素晴らしく未来のデバイスがウエラブル PC 的な補助装置なども必要なく単体で動くってのが更に驚きな訳です。
電脳メガネ(*2)の完成ですよ。

ご存じない方の為に説明しておくと、プレゼンをしているアレックスさんは、コントローラーを使わずに身振り手振りだけで操作できるデバイス『Kinect』の生みの親でもあるんです。
と聞くと、ピンときますよね。
そう、『Microsoft Hololens』は『Kinect』で培ったモーションキャプチャの技術を最大限活用しているんです。

ただゲーム機作っておしまいじゃなかったんです。
その技術をこうして拡張し、別のデバイスへと活用していたんです。
そして、それを実現するために大変重要だったのが様々なデバイスで動作するように新たに設計された新 OS『Windows 10』の開発だった訳です。
音声操作なんて正に昨日の記事でも紹介した Cortana(コルタナ)さんの仕業ですよねw

この一連の流れ、一見関係なさそうな実験的なデバイスやサービスを展開しながら、それを別の分野で融合させ、収益化している Google 先生のようですよね。

個人的には『Windows 10』といい、この『Microsoft Hololens』といい、路線変更というか、Apple より Google に的を絞って真っ向勝負してきている感じがしちゃいますね。

何れにしても、久々に早期製品化を待ち望むデバイスが発表されたなあといった感じです。
これは間違いなく、これまでの AR とか VR とかいったものの感覚をひっくり返してくれるデバイスになるでしょう。
少なくともオイラはそう感じています。

一旦止めると発表された Google Glass に取って代わって新たな AR デバイス、ホログラムコンピューティングの旗手となった Microsoft の今後に大いに期待したいですね。

さてさて、今回の記事は貴方のお役に立てましたでしょうか...。

*1:電脳コイル・・・2007年にNHK教育テレビで放映されていたアニメ
*2:電脳メガネ・・・現実世界に仮想空間を重ねる電脳コイルのキーアイテム

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中の人について

いぢま。

いぢま。Terufumi Ijima

静岡県出身、東京都在住。

1967年5月29日生まれのふたご座、血液型はA型、職業はフリーのシステムエンジニア兼ブロガー兼ライター兼カメラマン。

好きなものは仮面ライダー、特撮モノやSF映画、ギミックの付いたおもちゃ、iPhone・iPadなどのガジェット類、ビール、ウイスキー、飲み会、イベント、などなど。そんな話題を中心に日々情報収集と実践に励んでおります。

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