ども、コンニチワ。京都からの帰りの夜行バスに乗り遅れて京都泊した いぢま。(@ezm_t )です。(実話ですw)
さて、既に多くの方々の知るところとなった、GPSを利用した世界規模の多人数参加型ゲーム『Ingress』ですが、その世界規模の一大決戦が昨年12月の東京に続き、去る 2015年03月28日、古都京都で開催されました。
ギリギリまで参加できるか微妙だったオイラもスケジュールと家族をなんとか丸め込んで参加することができましたw
という事で、今回もその現地の雰囲気をお伝えしたいと思います。
※ Ingress はスマホの位置情報を使って、Enlightened と Resistance の何れかに所属する "エージェント" と呼ばれるプレイヤーが現実世界にある様々な場所に設定された "ポータル" と呼ばれる拠点やその拠点間を繋いで出来る "コントロールフィールド" を奪い合う世界規模の多人数参加型ゲームで、開発元・サービス提供元は Google の Niantic Labs です。
少しでも現地の熱気や楽しさがお伝えできればコレ幸いにございます。
オープニングセレモニー
▲ 総勢3000名超のエージェントに埋め尽くされた京都市円山公園音楽堂
今回、会場に集まったエージェント(AG)の人数は 5,600 名を超えていたそうです。
京都市円山公園音楽堂の収容人数は 3,010名という事ですので、会場に入りきれなかった更に 2,000名超の AG がその周辺に集まっていたのですね。
但し、この 5,600名というのは参加の確認が取れた人数ですので、実際には受付せずにソロで参加された方々や、現地入りせずに後方支援や作戦行動をしていた方々を含めるともっと多いはずです。
▲ Niantic Labs.(ナイアンテックラボ)の川島さん
前回の DARSANA 同様、Niantic Labs. の川島さんのオープニングトークから開会のセレモニーが始まりました。
「ここ京都は昔から戦いが繰り広げらたところでもあります。そして、そのほとんどが二大勢力による戦いでした。」
「でも、久しく戦いは起きていません。今日まで京都が待っていてくれたのでしょう。」
とこんな感じで、またしてもエージェントの心をくすぐる素晴らしいトークにテンションも上がりますw
▲ Niantic Labs.(ナイアンテックラボ)代表の John Hanke(ジョン・ハンケ)さん
続いて Google 副社長で Niantic Labs. 代表でもあるジョン・ハンケさんのご挨拶です。
以前にご家族で京都を旅行され、その時の体験が Ingress の開発に当たってのインスピレーションを与えてくれたという事で、京都は Ingress にとって最も適した重要な街だとのお話でした。
確かに、日本のポータルの神社、仏閣、地蔵、お稲荷さん率の高さは相当なものですから、そういった意味でも日本における Ingress の重要な場所というのも頷けますね。
そして、ハンケさんは「戦いの合間に、そうした歴史や文化を感じられるものを見て感じて学ぶ機会にもして欲しい」とも仰ってました。
普段オイラも電車移動中とかでない限り、ちゃんとポータルになっている実物を自分の目で見て感じるようにしていますが、京都は更にそうすることの意味が深い場所でもあるなあと思った次第です。
お二人のスピーチの全容を知りたい方は『Ingress(イングレス)速報』さんが全文書き起こしてくれてますので、ご参照ください。
参照:『証人(Shonin)オープニングイベント全文書き起こし | Ingress(イングレス)速報』
▲ 川島さんの話に耳を傾けるエージェントの皆さん
そして、オープニングセレモニーの最後は恒例の記念撮影ですが、やはり今回も人数が多すぎて広角レンズでも全員は納まりませんでしたねw
▲ 一眼では収まりきらなかったので iPhone のパノラマ使って撮った集合写真
SHoNIN Kyoto 2015-03-28 - Spherical Image - RICOH THETA
▲ RICOH THETA でも撮ってみました
RICOH THETA の全天球パノラマ写真はマウス操作やスワイプでグリグリ360度回して見ることができます。
どうぞグリグリして会場の雰囲気を感じてみてください。
そして記念撮影のあと、それぞれの戦地(担当ポータル)へと向かっての移動が始まります。
そして決戦の舞台へ
▲ オープニングセレモニーが終了し移動を始めるエージェントの方々
チームで参戦している方々はそれぞれの担当ポータルや昼食の場、或いは仲間との合流地点へと移動を開始します。
その中に実に京都らしい出で立ちのチームを見付けたので声を掛けさせて頂きました。
▲ 新撰組の羽織を着たいかにも京都らしいチームと思いきや...
お話を聞いてみると、何と東京から参加されているチームで、多摩市、八王子市などの西東京のチームとのことでした。
プレーヤーの平均年齢が高いと言われる Ingress にあって、このチームはかなり若い人たちで構成されてますね。
自陣に若くて活気みなぎるチームがいて、おじさんも心強いですよ♪
実はオイラ、学生時代そっちの方に住んでいたので、久々に地元の旧友にあったような嬉しさもありました。
年齢が全然違いますけどねw
▲ 地元関西のエンライテンド自転車部隊
カッコイイバイクに乗った3人組にもお会いしました。
緑のヘッドホンコードとか緑のシャツとか身に付けてらっしゃるので多分そうなんだろうなあと思いながら声を掛けてみたら、やっぱりエンライテンドの方々でしたね。
計測時間が終わるまでこのままのポーズで写真撮り続けてあげようかと思いましたが、気付かれて作戦失敗w
地元の方々ということで、地の利を活かして自在に遊撃していたようです。
ぐぬぬ。
▲ この写真の中に一般の方は一人も写っていませんw
そして、各所に散ったエージェント達の戦いが始まったのです。
レジスタンスが関西を囲うCFで先攻、しかし...
▲ 岐阜〜瀬戸内〜奈良を繋ぐ巨大 CF で京都のみならず関西が水没
前回の DARSANA ではエンライテンドが本州を囲う超巨大CF 作戦を成功させ、レジスタンスは苦戦を強いられました。
しかし今回は、決戦開始の1時間以上前からレジスタンスが巨大な CF によって京都の街を含む関西地方を水没させたのです。
レジスタンスであるオイラ達はこの先制攻撃に士気が高まりました。
今回はイケる!と...。
ところが戦いの始まった14:00頃、スキャナー画面の青いCFが濁りました。
そう、緑色が重ねられたのです。
我々レジスタンスが作った巨大 CF の更に外側を囲う CF がエンライテンドによって作られたことを意味します。
この時 Intel Map も落ちていたため、現場では状況が把握できずにいましたが、実際には台湾〜カムチャツカ〜八丈島を繋ぐ超巨大 CF が完成していたのでした。
▼ Google+ に投稿された公式のアナウンス
▼ エンベッドした投稿が見られない方はこちらのリンクをどうぞ
With Intel Map currently offline, we'll provide updates during #Shonin Kyoto...
その後、15時前にまずレジスタンスの関西を覆う巨大 CF が壊され、続いて15時半頃にエンライテンドの日本を覆う超巨大 CF も壊され、両陣営の CF が消えましたが、暫くするとまたスキャナー画面が緑に覆われてしまいました。
▲ 再び緑の CF に沈んだスキャナー画面
どうやら、この時エンライテンドも京都を覆う CF を作ることに成功したようです。
しかし、この CF もレジスタンスの機動部隊によって16時半前には壊され、最終戦クラスタ4を戦ったのでした。
全体的な印象としては、どのクラスタもエンライテンドの人数が多い印象でした。
いやあ、流石にエンライテンド優位と言われる関西でのイベント開催だけあって動員が半端なかったですね。
我々のチームは倍の人数に囲まれながら戦ったクラスタもあったほどです。
それでも諦めず、みんなで最後まで戦い抜いたのです。
アフターパーティー
▲ 緑と青にライトアップされた舞台の中央には巨大モニター
アフターパーティーの会場は国際的な会議などでも使用される『国立京都国際会館』でした。
国立京都国際会館
〒606-0001
京都府京都市左京区宝ケ池
TEL: 075-705-1234
▲ かぐづちイズミさん率いるチームによるオープニングパフォーマンス
かぐづちイズミさんたちのライトパフォーマンスはカッコ良かったっすね。
前回の DARSANA の後に Youtube にアップされた動画がきっかけで今回のオープニングパフォーマンスをすることになったようですね。
▼ DARSANA 直後にアップされ、話題となった動画
更に、今回は京都開催ということでサプライズゲストがいらっしゃいました。
▲ サプライズゲストとして登場された門川大作京都市長
登壇された門川市長は「京都は神社、仏閣など Ingress と親和性の高い街です。その街を Ingress の為に 1300年以上掛けて作りました!」と中々にエージェント心をくすぐるトークで会場を沸かせてくれました。
いやはや、スマホゲームのイベントに市長自らいらっしゃるとは、もう Ingress は普通に観光や集客にも効果のあるものとして自治体にも認知されてきているんですね。
続いて、各エージェントの実績に応じてスポンサーさんからの賞品の授与が行われました。
▲ 京都市からは漆に金箔を焼き付けたカードケース
京都らしい実に美しい賞品ですね。
▲ ゼンハイザーからは Ingress 公認ヘッドホン
これ、すごく欲しい。
そろそろ買おうと思ってますw
▲ ニューバランスからはレジスタンス、エンライテンドに合わせたカラーのシューズ
Ingress コラボという訳では無いけど「乗るしかないでしょ、このビッグウェーブに!」ということで提供された賞品だそうです。
てか、よく見りゃ川島さんもニューバランス履いてらっしゃるw
▲ cheero(チーロ)からは Ingress エージェント専用バッテリー
もうこれは説明の必要もないですね。
オイラもいつもお世話になっています。
▲ 公式スポンサーのローソンからは DARSANA に引き続きからあげクン1年分!
今回のローソンさんはそれだけでは終わりませんでした。
さらなる賞品をご用意なさっておりましたよ。
それは...
▲ からあげクンレッド1年分!
勿論、会場は大爆笑でしたw
良いですねえ。洒落が効いてます。
そして、ローソンさんからは更に告知がありました。
▲ 昭和時代からあるローソンを巡るローソン公式ミッション
既に前々日の 2015年03月26日リリースされていたので、一部 SNS などに投稿されている方もいてご存知の方もいらっしゃると思いますが、遂にローソン公式ミッションがリリースされたのです。
▲ Niantic Labs. が次に仕掛けるゲーム『Endgame』のβリリースの案内動画
Niantic Labs. の最新ゲーム『Endgame』の β版の事前登録は既に開始されていますが、会場にいるエージェント限定で確実に β版登録ができる QR コードが提示されました。
勿論、オイラも登録しますよ。
そして、遂に結果発表の時が来ました。
▲ さあ、いよいよ結果発表!...と思いきや
ハンケさんが、「我々は今、緑と青のジャンパーを着ています。このどちらデザインがカッコイイかの勝敗を決めたいと思います。」なんてお茶目なことを言い出したと思ったら、これ、なんと横須賀市が作成中の公式 Ingress スカジャンなんですと!
胸元には Ingress ロゴと青にはレジスタンス、緑にはエンライテンドのそれぞれのロゴが入っていて、背中にはスカジャンの特徴的な刺繍が施された本格的なスカジャンです。
これはカッコイイ!欲しい!着たい!
▲ エンライテンドは龍と虎と富士の絵柄と『Yokosuka』『Enlightened』の文字が刺繍されています
※ まだ正式版ではないのでデザインは変更される可能性があります。
▲ レジスタンスは虎と『Yokosuka』『Resistance』の文字が刺繍されています
※ まだ正式版ではないのでデザインは変更される可能性があります。
と、さりげなく横須賀市の企画の告知も入りつつ、今度こそ本当に結果の発表です。
▲ エンライテンドの勝利
結果は巨大 CFでも、地上戦でも優勢だったエンライテンドの勝利でした。
何と、ワールドワイドでもエンライテンドの勝利...。
※ シリーズとしてはレジスタンスが勝利いたしました。
レジスタンスであるオイラは DARSANA に続く二度目の敗北に言葉が無かったす (T ^ T)
とはいえ、みんな頑張って戦いました。
前回と違って巨大 CF への対抗策も両陣営共に素晴らしかったですし、現場で戦っていたエージェントもみんな自分たちの勝利の為に精一杯戦ったと思います。
少しだけ、エンライテンドの方々の方がイベントのルール理解度や地の利的な部分で勝っていたということだったのでしょう。
次こそは負けませんよ!
最後にハンケさんが、年末には Ingress 史上最大のイベント提げて日本に帰ってくるぜ!ってなことを仰ってましたから、また年末に向けて少しづつ準備を始めようと思います。
勿論、それまでに自分のエージェントレベルも上げておきます。
▲ みんないい顔してやがるぜっ!
壇上から見ていると、戦いが終わってエージェントから一瞬普通の人々に戻った皆さんは本当にいい顔をしていました。
勿論、勝った喜び、負けた悔しさ悲喜交々あるとは思いますが、同じゲームの中で戦った、そして、これからも戦い続ける仲間(ライバル)として今回のような大きなイベントに参加できた喜びや、共に戦った充実感が溢れているようでした。
また、川島さんも仰っていましたが、古くからのエージェントにはここまでのスケールに成長した Ingress というプラットフォームに対する感慨のようなものもあったりしたのでしょうね。
いやあ、ホント皆さんいい顔してます。
頒布コーナー
時間が取れなかった為に頒布コーナーは全てのプログラムが終了した後で顔を出させて頂きましたが、当然のように殆どのものが完売御礼状態でした。
ご紹介できなくてすみません。
▲ Ingress の実績メダルを模ったミラー
Ingress ミラーは『Mind Controller』が欲しかったんですが、売り切れでした。残念。
▲ Q-WORKSHOP の Ingress ダイスセット証人限定バージョン
これは前から気になっていましたが、使う機会がないから躊躇していたんですよね...。
ところが、これは今回の証人限定バージョンだって言うじゃないですか。
ええ、買っちゃいましたよ。勿論、レジスタンスの方をね。
限定品に弱いんですw
全てが終わって
DARSANA に続き二度目のイベント参加でしたが、今回は地元を離れ遠く京都までの遠征ということでオイラ自身は色々と最後の最後までバタバタとしてしまいました。
でも、どれもこれもとてもいい思い出になりましたね。
DARSANA の時に『またこのチームで戦いたいなあ』と思った通り、同じチームで戦うこともできました。
都合がつかずに参加できなかった仲間もいましたが、彼らもアイテムの供給や情報の提供などの支援によって共に戦ったといってもいいでしょう。
また、新たな戦いの思い出ができました。
そして、京都の色々な面を見ることができました。
修学旅行や観光旅行で訪れたり、ガイドブックで見たりして京都という街自体は知っていても、路地を入ったところにあるお地蔵さんやお寺の近くにある灯篭、何気ないところに立っている何かの記念碑までは流石に地元の方でないと分からないでしょう。
いや、もしかしたら地元の人でも知らない場所があるかもしれません。
オイラも Ingress を始めて、ポータルとして訪れて初めて知った場所が地元にも沢山あります。
Ingress はそんなガイドブックにも載っていないような場所へと導いてくれるんです。
そして、自分たちの街を再発見し、見つめ直すきっかけにもなってくれるんですね。
特に、今回の京都では、そんな普通の旅行では絶対見落としてしまうような発見が幾つもあって楽しかったです。
もし、あなたがエージェントで、戦いに夢中になってポータルの実物も見ないでスキャナー画面だけでポータルの取り合いをしているのであれば、一度一息吐いたところで顔をあげてみてください。
もし、UPV(Unique Portal Visit) や UPC(Unique Portal Capture)を取りに初めて訪れた場所なら、取り合う前に、まず実際のポータルを自分の目で見てください。
目に見えるものだけが全てではないかもしれませんが、人々を惹きつけるポータルがそこにあることもまた事実なのですから...。
それも Ingress の楽しみの一つなんです。
いえ、寧ろそれこそが Niantic Labs. の目指す Ingress の形なのです。
そんな事も思い出させてくれる素晴らしいイベントだったと思います。
▲ ありがとう Niantic Labs. の皆さん!また年末に日本でお会いしましょう!
Ingress は確実にゲーム以上のものになりつつあります。
いや、もうなってますかw
そんな Ingress をプレイできて、このような盛大なイベントに参加できたこと、仲間たちと共に戦えたことを心から嬉しく思います。
そして、ハンケさんの言葉通りなら、年末にはまた Ingress 史上最大のイベントを提げて日本に帰って来てくれるはずです。
今回、現地での参加ができなかったエージェントの皆さんも次こそは共に戦いましょう!
今、まだエージェントではない方々、エージェントになっちゃいましょう!
そして、この今までにない体験をしちゃいましょうよ!
えっと、その場合、個人的にはレジスタンスに入って頂けると嬉しいですw
▼ iOS 版
Ingress
カテゴリ: ゲーム
販売元: Google, Inc.
価格: 無料
さてさて、今回の記事は貴方のお役に立てましたでしょうか...。
関連リンク
- Ingress
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