ども、コンニチワ。行く先々でポケモンGO と Ingress を切り替えながら歩き回っている いぢま。(@ezm_t )です。
さて、ポケモンGOのベースになった位置ゲーム『Ingress』を観光集客にいち早く取り入れ、様々なキャンペーンやイベントで大成功を収めている横須賀市ですが、実は『ポケモンGO』でも本気で取り組んでいるんです。
今年8月には正式に市長が『ヨコスカGO宣言』を発表し、市をあげて市民や他の地域から訪れる方々を含めポケモントレーナー(ゲームプレーヤー)をバックアップする施策を次々に発表しています。
その一環として、今年の10月01日から12月31日までの期間限定で横須賀市の久里浜港と、千葉県富津市の金谷港を結ぶ東京湾フェリーの割引キャンペーン『ヨコスカGO割』が実施されていて、乗船チケット購入の際にポケモンGOのゲーム画面(トレーナーレベル10以上)を見せるだけで、通常往復1,320円の乗船料が1,130円になります。
先日(2016年10月26日)、その東京湾フェリー乗船と市内の観光スポット『くりはま花の国』での『天空BBQ』のメディア向け体験ツアーが行われ、ありがたいことにオイラもご招待頂いたので、その様子をご紹介いたします。
フェリーの旅は充実の設備で超快適
神奈川県横須賀市久里浜港と、千葉県富津市金谷港を結ぶ東京湾フェリーでは『かなや丸』と『しらはま丸』の2隻のフェリーで就航しており、その時の就航スケジュールによってどちらかに乗船することになります。
今回我々が乗ったのは『かなや丸』の方でした。
▲ かなや丸(3,580 トン)
- 東京湾フェリー株式会社 久里浜
- 〒239-0831 横須賀市久里浜8-17-20
TEL: 046-835-8855
実は今回初めてフェリーというものに乗りましたが、いやあ、楽しいですね。
車や大型バスまで乗り込めるサイズですし当日は天候も良かったので大きな揺れもなく、設備も充実していて快適な船旅でした。
▲ 上部旅客甲板前方の一般席
大きな窓に囲まれた前方の一般席は、ゆったりと腰を落ち着けて、周りを行き交う船や徐々に近づく港など景色を楽しみながら船旅、そして、ポケモンGOを楽しめます。
▲ ホテルのラウンジのようなソファー席
上部旅客甲板の後方にはホテルのラウンジのようなソファー席もありました。
優雅な感じでいいですね。
屋内ですが、GPSもしっかりキャッチしてくれますし、ポケモンGOをするのに全く問題ありませんでした。
▲ 最上部の遊歩甲板
上部旅客甲板から外に出て階段を上ると、そこは建物で言うところの屋上テラスのような遊歩甲板が広がっていました。
この日は天気も良かったので、殆どの時間ここをウロウロしながらポケモンGOに興じてましたが、船の最上部ですし、屋根や壁もないので太陽の光と心地よい海風を受けて開放感ハンパない気持ちのいい場所ですね。
▲ 売店・軽食コーナー
船内にはお菓子屋サンドウィッチ、ビール、軽食などを提供する売店・軽食コーナーもありますので、乗船中に小腹が空いても大丈夫です。
▲ ポケモントレーナーにはありがたい充電コーナー
ポケモントレナーたる者スマホの充電用にモバイルバッテリーの1つや2つ持ち歩いていると思いますが、万が一モバイルバッテリーを忘れてスマホの電池残量がヤバくなっても大丈夫、そう、東京湾フェリーならね♪
元々公衆電話が設置されていた電話ボックスを時代の流れに合わせて有料の携帯・スマホの充電コーナーにしたんだそうです。
しかも、充電器は3台設置されているので、3人まではモバイルバッテリー忘れても大丈夫ですよw
更に、船内には無料のWi-Fiも完備されていますので、キャリアの通信制限などが気になる方にはありがたい限りですね。
▲ 船員さんもポケモン推し
今回の体験ツアーに参加しなかったら絶対に知りえなかった事ですが、かなや丸の船員さんのヘルメットには皆さんポケモンのシールが貼られているんですって。
実は、上の写真を撮らせてくれた船員さんのお子さんがポケモン好きで、ヨコスカGOに合わせてポケモンを貼ることを提案して、仲間の皆さんも賛成してくれたんだそうです。
就航中は船員さん達もお忙しいので声を掛けたりするのはNGですが、機会があれば遠目に船員さん達のヘルメットを見てみるといいかもしれません。
見ることが出来たら超ラッキーな正にレアポケモンですw
但し、ポケモンシールを貼っているのは『かなや丸』の船員さんだけらしいので、かなや丸に乗った時がチャンスです。
『おこう』は必需品
さて、本題のポケモンGO的にどうなのって部分ですが、思った以上にオイシイです。
フェリーの速度が大体20〜24km/hで、所要時間的には久里浜港から金谷港までが約40分、金谷港から久里浜港が約35分なのだそうです。
ポケモンGOはある程度の速度で移動するとポケモンが出現しやすく、ポケモンを誘い出すアイテム『おこう』の効果時間は30分ですからポケモンGOをするのにこれ以上ないぐらい最適な速度と時間な訳です。
実際「あなたは運転者ですか?」の速度規制メッセージは乗船中に一回も表示されませんでしたし、距離が離れてポケモンに逃げられるようなこともありませんでした。
▲ 出航して数分、陸地から離れると一時的にポケモンが見当たらなくなる
但し、海の上ですから陸地に比べるとポケモンの出現ポイントも少なくなるのも事実です。
とはいえ、全く出現しない訳ではないのでご安心を。
▲ 海上にも出現ポイントはある
往路では敢えて『おこう』を使わずに検証して見ましたが、船が進むに連れて東京湾でも『かくれているポケモン』に姿が見えるようになりました。
但し、捕獲できるぐらい近くに出現するのは稀で、一緒に参加したライターさん達が『おこう』を焚いて「おお!また出た!」とか「イーブイ捕まえました!」とか言ってるので、我慢できずに途中で『おこう』使っちゃいました。
▲ 『おこう』を使うと頻繁にポケモンが出現
いやあ、東京湾でも『おこう』の効果は絶大ですね。
『おこう』を焚くとすぐに『かくれているポケモン』に表示されるポケモンも増えて、1分おきぐらいに自分の近くにポケモンが出現しました。
しかも、海上だから水系ばかりかと思いきや、カラカラやイーブイ、ピカチュウなど水系以外もちゃんと出現してくれるんですよ。
▲ 金谷港では『おこう』に関係なく様々なポケモンが出現
航路の途中で使ったので『おこう』の効果が継続したまま金谷港に着いてしまいましたが、金谷港では『おこう』で引き寄せられたポケモン以外のポケモンが続々出現してゲットしまくりでした。
上の写真をご覧頂ければ一目瞭然ですが、『おこう』の効果に関係なく出現したポケモンに囲まれたりしちゃいます。
金谷港もオイシイですね。
▲ 横須賀市観光企画課の皆さんが事前に行った検証結果
横須賀市が何故自信を持ってこの東京湾フェリーの『ヨコスカGO割』を推すのかというと、実は、観光企画課の方々もガチのトレーナーで、きちんと事前の調査をして「これならガチなトレーナーさんでも満足してもらえる」という確証を持っているからなんですね。
その事前の検証結果は『平成28年9月12日東京湾フェリー出現ポケモン一覧(PDF)』として公開もされていますが、一番多くのポケモンを捕まえた方は『おこう』を使って片道だけで45匹ものポケモンをゲットしています。
その逆に一番少なかった方は『おこう』を使わず往復合わせても15匹とその差は歴然です。
東京湾フェリーに乗って数多くのポケモンをゲットするには『おこう』の準備を忘れずにって事ですね。
東京湾を見下ろしながら食べる天空BBQはまさに天にも昇る気持ち
さて、金谷港から久里浜港に戻って、続いてはこれまたオススメスポットの『くりはま花の国』名物の天空BBQ体験に向かいます。
▲ 久里浜港を見下ろす小高い山の山頂に天空BBQの会場がある
- くりはま花の国
- 〒239-0832 神奈川県横須賀市神明町1番地
TEL: 046-833-8282
『くりはま花の国』は敷地面積583,330平方メートルという広大な敷地に100万本のコスモスが咲く『コスモス・ポピー園』やアスレチックや全長45mの滑り台が楽しめる『冒険ランド』、ハーブ園や足湯などが整備されていて一日中遊べちゃうレジャー施設です。
で、その山頂に展望レストランがあって、その横に『天空BBQ』と呼ばれるBBQが楽しめる場所があるのです。
▲ 10名以上の利用で無料送迎バスを出してもらえます
普段はJR久里浜駅、京急久里浜駅と『くりはま花の国』を運行している無料送迎バスが特別に久里浜港まで迎えに来てくれました。
イラストのラッピングが可愛いですね。
▲ 園内にポケストップやジムが10箇所以上
『くりはま花の国』の園内にも Ingress のポータルが数多くあって、その幾つかがそのままポケモンGOのポケストップやジムになっていますので、園内を散策しながら補給やジム戦を楽しむこともできちゃいます。
そして、今回お邪魔したBBQ場では2つのポケストップが有効範囲に入るという最高のロケーションでした。
▲ フェリー乗り場や東京湾を見下ろす絶景スポット
山の頂上にあるので、眺めが最高にいいですね。
先ほどまでいたフェリー乗り場も見下ろし、遠くには房総半島も見えて、天気のいい日には最高のロケーションだと思います。
▲ BBQ用のテーブルに並べられた謎のパック
BBQ場に案内されるとテーブルに次々と銀色のパックが置かれていきました。
その中身はというと...。
▲ 真空パックされたお肉や袋に入れられた野菜やサザエ
銀色のパックを開けると中には真空パックされたお肉やラップで巻かれたサザエ、袋詰めされた野菜が入っていました。
屋外で食べるBBQだからこそ食の安全にも十分な配慮がされていて、しかも一人前づつに分けられているのでバランスよく食べることもできるという訳です。
これは安心ですね。
▲ 炭火焼最高!
やはり炭火で焼くと美味しいですね。
素晴らしい景色を眺めながら、お腹も満たしながら、アイテム補給しながらのポケモンGOも最高ですw
今回初めて『くりはま花の国』にお邪魔しましたが、自然豊かな園内を散策しながらのポケモンGOも気持ち良いですよ。
お子さんがいらっしゃる方はリアルに体を使って遊べる施設もありますし、疲れた目や心を癒してくれる広大なコスモス園や歩き疲れた足を癒す足湯などもありますから家族で訪れてみるのも良いと思います。
ガチな横須賀の今後の展開にも目が離せない
大変楽しい体験ツアーでしたが、横須賀市の施策は勿論これだけではありません。
8月の『ヨコスカGO宣言』以来、市街地のポケストップやジムを紹介する『横須賀中心市街地「Pokémon GO」MAP(PDF)』を配布したり、今後も11月01日〜11月30日の間同じく『ヨコスカGO割』として三笠公園の桟橋〜猿島間の連絡船の乗船料が乗船チケットを購入の際にポケモンGOのゲーム画面(トレーナーレベル10以上)を見せるだけで10%割引になるキャンペーンも予定しています。
▲ 横須賀市が作成し、配布している『横須賀中心市街地「Pokémon GO」MAP』
11月05日〜11月06日の二日間に渡ってドブ板通り商店街で開催される『ドブ板バザール』では商店街と協力して、ドブ板通り商店街内の10か所のポケストップ全てに11時〜16時の間ルアーモジュールを設置し続けるという『ドブ板バザールdeポケモンGO ~「ドブ板通り」が1日中ポケモン天国~』なんて企画も用意しているそうです。
ルアーモジュールを設置するポケストップは『ドブイタGOルアーモジュール地図』に記されていますので確認してみてください。
また、ドブ板バザール開催中に、ドブ板通りでAR撮影したポケモンをイベント参加店に見せると、割引サービスや特典が受けられたりもするようなので、11月05日〜11月06日に予定が決まっていないという方は足を運んでみると良いと思います。
▲ Ingress も ポケモンGOもガチで取り組む横須賀市観光企画課の方々
関東で唯一 Ingress や ポケモンGOを市をあげて積極的に活用している横須賀市ですから、これからも次々に面白い企画を立ち上げてくれるだろうと期待が膨らみますね。
自分たちの好きなことを仕事に活かせるなんて羨ましい限りですが、ここまで来るには Ingress が認知され始めた頃から関係各所への説明や協力店への交渉、利便性や安全性の検証など、ゲームフィールドが現実世界と交錯する位置ゲームならではの苦労の積み重ねがあったんです。
そんな苦労や試行錯誤を重ねて、ゲームプレーヤー(Ingress エージェントやポケモントレーナー)目線での楽しさと地域の活性化のバランスが取れた施策が出来上がっているんだなあと肌で感じることができた体験ツアーでした。
Ingress やポケモンGOをやらなくても、観光地やグルメスポットなど様々な魅力がある横須賀ですが、ゲームを通じることでまた新たな発見があったり、楽しさがあったりします。
もし、貴方がポケモントレーナーで、横須賀についてまだあまりご存じないのでしたら、是非スマホ片手に横須賀を訪れてみてください。
きっと、今までにない新しい体験がそこに待っているはずです。や、マジでマジでw
▼ iOS版
Ingress
カテゴリ: ゲーム, アドベンチャー, ストラテジー
Pokémon GO
カテゴリ: ゲーム, ヘルスケア/フィットネス
さてさて、今回の記事は貴方のお役に立てましたでしょうか...。