メタっちゃえNISSAN!?日産がVRChat内に現実のショールームを再現したバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』を本日11/4(木)より公開 #NissanCrossing #日産 #VRChat

メタっちゃえNISSAN!?日産がVRChat内に現実のショールームを再現したバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』を本日11/4(木)より公開 #NissanCrossing #日産 #VRChat

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本日11月4日(木)、日産自動車株式会社が VRChat の World としてバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』を公開しました。
これに先駆けて行われたプレス向けの完成披露イベントにご招待いただけましたので、現地で体験した感想などを交えて紹介させていただきます。

※本記事の内容、及び画像・映像等は『バーチャルNISSAN-CROSSINGプレス発表会』を通じて日産自動車株式会社よりプレスリリースとして正規に提供を受けたものです。
※画像・映像、その他の著作物の転載はご遠慮ください。

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そのベールを脱いだバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』

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▲ 銀座の一角を再現した街並みに紅いベールに包まれた謎の建造物

イベント開始予定の時刻より少し早めに Join させていただくと、そこには銀座四丁目交差点付近が再現された街並みと、その一角に紅いベールに包まれた巨大な謎の物体がありました。
いや、物体ではない、建造物です。しかも、ここが実在の銀座4丁目交差点を再現しているのだとしたら位置的にそこにあるのは...アレか、アレなのか!?

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▲ 日産自動車 日本事業広報渉外部 遠藤部長(のアバター)

期待でワクワクしている中、この日のために Oculus Quest2 を購入して VR を1から学ばれたという日産自動車 日本事業広報渉外部 遠藤部長がベールの前に立ちご挨拶。
遠藤部長のご発声とともに大きな紅いベールが下りて行きました。

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▲ ついにその姿を見せたバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』

出た!やっぱり『NISSAN CROSSING』だ!しかもすげーリアルだ!
他のプレスの皆さんも思わず「おおー!」と声を上げます。

現実世界の『NISSAN CROSSING』と見比べていただくために Google Maps のストリートビューを貼ってみましたが、如何でしょう?再現度凄くないですか?
それもそのはず、今回このバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』制作にあたって 3DCGモデルの作成には実際の設計図や3Dデータがそのまま使用されているとのことでした。

続けて、我々は建物の中へと案内されました。

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▲ 展示車両も内装もリアル

建物内に入ってまた感動です。
前述したとおり実物の設計図や3Dデータを元にしているので、内装もリアルです。
そして、展示してある日産初のクロスオーバーEV(電気自動車)『日産 アリア』も実車を忠実に再現していて美しい。残念ながらボンネットやドアなどを開けたり車内に乗り込んだりということはできませんが、さすがに実車のデータを元に作られているので細かな部分まで忠実に再現されています。

VRChat 内には乗り物を運転するようなギミックを組み込むこともできるので、将来的には展示車両に乗り込んで擬似的な試乗も可能になったりするかもしれませんね。

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▲ エスカレーターは動きません(笑)

1階ショールームの奥には実物同様にエスカレーターがあり、2階にも上がることができます。
ただし、エスカレーターに稼働ギミックはないので自分で登ります(笑)

エスカレーターデザインの階段を登って、次は2階のフロアを案内していただきます。

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▲ 敢えて展示物を減らしてイベントスペースとしての活用を想定したフロア

実際の『NISSAN CROSSING』では大型モニタ前も展示スペースになっていますが、このバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』ではユーザーの皆さんが自由に様々なイベントに活用してほしいと敢えて展示スペースを減らしたとのこと。
敢えて自分たちの製品をアピールする場を削ってまでユーザー利用の自由度を上げるという選択、やってくれたな日産。いいぞ、もっとやれ!と心の中で拍手してしまいました。

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▲ 今回参加したプレスの皆さんが集合してもまだ余裕のあるイベントスペース

大型モニタには任意の映像を流すこともできるとのことなので、講演会や勉強会といった真面目なイベントは勿論、お気に入りの動画を流しながら仲間同士でワイワイ盛り上がるなんて使い方もできちゃいますね。

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▲ 副社長も忠実に再現!?

イベントの後半ではなんと日産自動車株式会社 執行役副社長・星野 朝子氏ご本人がリアルアバターで登場するサプライズもあって参加者全員浮き足立つ一幕も。
事前の案内も何もないガチサプライズだったので本当にびっくりしました(笑)
このプレスイベントのためにご本人を3Dスキャンしてリアルアバターを作成したとのことですから、日産さんのメタバースに対する期待の大きさがうかがえますね。

副社長がひょいと現れてご挨拶いただけるなんて、現実世界では距離や時間などの制約があって実現が難しいことだと思います。そんなことも可能になるのがメタバースの利点の一つですから、それを副社長自ら実践して見せてくれた訳です。
星野副社長、折角リアルアバターまで作ったのですから、これからもどんどんVRイベントに参加していただきたいですね。

日産さんとしては、このバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』を新たな情報発信のプラットフォームとしての活用も考えていて、年内にはここから電気自動車に乗って地球温暖化を考えるツアーなども計画しているとのことですから、今から楽しみです。

そして、2階のご案内はまだ続きます。。。

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▲ 通路の奥にモニタやテーブルなどが見えてきた

『CYLINDER TOP(シリンダートップ』と呼ばれる展示スペースの奥にカウンターとそれに沿って通路があります。
導かれるままにその通路を抜けると...。

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▲ カフェスペース『CROSSING CAFE』も再現

その通路の奥にはカフェスペース『CROSSING CAFE』も再現されていました。

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▲ 今回のイベントのため特別にラテを提供するバリスタ?ロボが待機しててくれた

しかも、このカフェのコーヒーには実際の『CROSSING CAFE』同様に日産の車がプリントされた『MACCHI-ART NISSAN CARS』も再現されています。

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▲ 『MACCHI-ART NISSAN CARS』まで再現するこだわりが嬉しい

プリントされている車種は取材時点で『日産アリア』と『日産リーフ』の 2車種のみですが、こんな細部にまでこだわって本当にユーザーに楽しんでもらいたいんだなと、日産さんの心意気を感じましたね。

以上がバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』内部の全貌となります。
今回パブリック化したことで VRChat ユーザーはこれらの施設が自由に利用できるようになったのです。
銀座から遠方に住んでいようと、それこそ地球の裏側にいようと、VRChat ユーザーであればいつでも誰でも何処からでも『NISSAN CROSSING』を自由に訪れることができるのです。

VRChat の規約やマナーの範囲で自由に利用可能

VRChat をご存知ない方のために少々解説すると、VRChat 内での World にはプライベート(非公開)ワールドとパブリック(公開)ワールドがあり、それぞれに立てられる Instance の公開範囲も異なります。Instance とはそのワールドに入って利用するために都度作成されるクローンのようなもので、同一 Instance 内にいる人同士のみがその World 内でコミュニケーションを取ることができます。
Owner が Instance を立てる際にその公開範囲を設定しますが、World 自体がプライベートワールドの場合は Friend+ や Friend、Invite+、Invite といった Owner との繋がりや直接の招待がないと Join できない Instance しか立てることができません。また、プライベートワールドは VRChat 内で World 検索をしても出てきません。

今回、日産はこのバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』を パブリック化申請して VRChat ユーザーが自由に利用できるコミュニティ空間として公開したのです。
つまり、VRChat ユーザーであれば日産に事前の利用許可申請などの必要もなく自由に利用することができるのです。

前述したように、講演会や勉強などのイベント会場として利用するもよし、仲間と集まってパーティーするもよし、バーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の前で路上ライブなんて使い方も面白いかもしれません。

日産さんが VRChat を選んだ理由

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▲ 日産自動車 日本事業広報渉外部 鵜飼さん(のアバター)

VRChat をプラットフォームに選んだ理由を日産自動車・広報担当の鵜飼さんは、きっかけとなったのは昨年のクロスマーケット2への協賛であるとしつつ「VRChat はユーザーを囲い込んだり管理するものではなく、自由なコミュニティとして活用するものであると伺った。その考えに共感し、単に製品を展示するだけではなく皆様に楽しんで活用していただける場として提供したいと考えた」と今回のバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』公開の意図を説明してくれました。

勿論、企業の広報事業として展開する以上、日産のブランドイメージ向上や新製品の認知度アップの目的でまだ新規参入の余地が充分あるメタバース界隈で先行するために自由度の高い VRChat を選んだなど戦略的な意図もあるでしょう。それは企業として当然の考えです。
しかしながら、今回のバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の制作・公開にあたっては大手広告代理店などは介在しておらず、VR界隈で活躍するクリエイターやアーティスト、パフォーマーの方々が直接携わっている点に注目したいです。

本当に VR 熱を持った人たちが作り上げたという功績

今回のバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の制作・公開、プレスイベントなどの旗振りは背面手帳型の本革 iPhoneケースの『RAKUNI(ラクニ)』などを展開する株式会社トーモの社長・東 智美氏(ぴちきょ)なのですが、この人、VR を体験するやいなやその楽しさにどっぷり浸かり、その可能性を見出していち早く有志と共にXRメタバースマーケティングの会社『株式会社往来』を設立しちゃうわ、『仮想空間とVR』なんて本を出しちゃうわ、VR 関連のコミュニティとして『ゆるふわVR』なるDiscordサーバを立ち上げてイベントを開催したい人や参加したい人のサポートしちゃうわ、とアグレッシブに活動して今や VR界隈の肝っ玉かあさん...失礼、メタバースのお姉さん的な存在になっています。

そんなぴちきょさんと日産さんがクロスマーケット2を通じて意気投合し、バーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の制作へと動き始めたとのこと。ここで日産さんの素晴らしさが光るのがぴちきょさんが実際にメタバース界隈で知り合ってその才能に惚れ込んだ人たちをそのまま制作スタッフとして迎え入れ、信頼してその殆どを任せてきたとのこと。日産さんほどの大企業ならちょっと声を掛ければ大手広告代理店さんが著名なCGクリエイターやらゲームクリエイターやら手配して大掛かりなプロジェクト組んでくれそうですが、そうはしなかった。

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▲ バーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の前で記念撮影するスタッフの方々

洒落た会議室で、やれ「コンセプトが〜」だの「ビジョンが〜」だの気取ったことを言って「VR は酔うんでやってません」みたいな人たち(注:筆者の勝手なイメージです)ではなく、もっと泥臭く失敗や試行錯誤を繰り返しながら本当に純粋に VR を楽しんで、盛り上げようと実績を積んできた人たちに委ねたんです。
これ、企業としてはとんでもない冒険だと思うんです。
もし期待したようなクオリティにならなかったら、もし途中で投げ出されたら...。少なからず日産さんにとってもダメージを受けることになりかねない訳で、そのリスクを押してでもメタバースに興味のない人たちにとっては無名と言えるクリエイターたちに全てを預けたことは VR界隈で頑張っている人たちに勇気と希望を与える英断とも言えるのではないでしょうか。

自分も Quest 勢ですが VRChat ユーザーで、その楽しさや中で活動している方々の熱量やクオリティの高さを感じてきましたから、今回のこの日産さんの英断は自分のことのように嬉しいです。そして、その期待に応えて成し遂げた今回のクリエイター・スタッフの方々には大きな拍手を送りたいですね。

制作協力クリエイター・スタッフ一覧(順不同・敬称略)

そそ、言い忘れてましたが、苦労して Quest 対応してくださったおかげで Ocilus Quest2 単体でも利用できますので Quest 勢の方々もご安心ください。
下の『関連リンク』にも URL を載せてありますが、VRChat の設定で『Show Community Labs』にチェックを入れて『NISSAN CROSSING』で検索して頂ければ出てくると思います。

是非、皆さんも、この方々と日産さんが作り上げた功績を目の当たりにしてください!

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中の人について

いぢま。

いぢま。Terufumi Ijima

静岡県出身、東京都在住。

1967年5月29日生まれのふたご座、血液型はA型、職業はフリーのシステムエンジニア兼ブロガー兼ライター兼カメラマン。

好きなものは仮面ライダー、特撮モノやSF映画、ギミックの付いたおもちゃ、iPhone・iPadなどのガジェット類、ビール、ウイスキー、飲み会、イベント、などなど。そんな話題を中心に日々情報収集と実践に励んでおります。

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