日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:内田 誠)は、2022年1月11日(火)に開催予定の VRChat上で体験できるイベント『日産アリアとめぐる環境ツアー』参加者の募集を本日11月29日(月)より開始いたしました。
これに先駆けてプレス向けの体験会が催され、ひと足早く体験させて頂きましたのでご紹介いたします。
開催当日までシークレットな部分もございますので、すべてはお見せできませんが皆さんの参加のきっかけになれば幸いです。
※本記事の内容、及び画像・映像等は『日産アリアとめぐる環境ツアー』プレス先行案内を通じて日産自動車株式会社よりプレスリリースとして正規に提供されたもの並びに許諾の元に取材・撮影されたものです。
※画像・映像、その他の著作物の転載はご遠慮ください。
その旅はバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』から始まった
▲ バーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の前に日産アリアが並んでいる!
VRChat にログインして、集合場所であるバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の前に到着すると既に多くのプレスの方々が集まっていらっしゃいました。
予定の時間より結構早めに Join したにも関わらずこの集まり具合、メディア各社さんの本イベントへの関心の高さがうかがえます。
ふと気づくと、バーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の前に日産アリアが並んでいるではありませんか。
そうでした。今回のイベントは『日産アリアとめぐる環境ツアー』でした。
見慣れない光景に上るテンションを抑えつつ、体験会の開始を待つのでした。
▲ "U"ちゃん(改)の姿がすっかり定着した感のある日産自動車 日本事業広報渉外部 鵜飼さん
体験会が始まると日産自動車・広報担当の鵜飼さんから今回のイベントの趣旨やツアー内容、注意事項などの説明をいただき早速ツアーの始まりです。
▲ 日産アリアのそばには運転手に扮したパフォーマーの方々が待機してツアー感を盛り上げてくれます
早速、日産アリアに乗り込んで...と思いきや、現在最終調整中ということで残念ながら乗車することはできませんでした。
本番のツアーでは実際に日産アリアに乗って車窓の景色を眺めながらの移動となるようですので楽しみにしていてください。
我々は日産アリアに乗った体(てい)で最初の目的地へテレポーテーションします。
到着した先は...
▲ 到着したのは何やら雪が降り積もった小島のような場所
視界が回復するとそこには日産アリアと参加者の皆さん。
ここはいったい何処なのか?若干の不安を感じながらガイド役の『エポロ(EPORO)』の方を見ると...
▲ 目に飛び込んできたのは『北極』『南極』の文字!
えっ?左が、ほ、北極!?えっ?えっ?右が、南極!?
狐につままれたような〜とはこういう状況を表すのでしょうね。完全に混乱しました。
地球の北端と南端が隣り合うこの状況。まさに VR ならではの光景です。
▲ 流氷の上に何かいる!
気を落ち着けて辺りを見回すと流氷の上に動くものを発見しました。
あれは、もしかして...
▲ 不安そうに我々を見つめるホッキョクグマさん
ホッキョクグマだ!
やはりここは北極なんだ!我々は北極に飛ばされてしまったんだよっ!
と、SFドラマの登場人物になった自分を妄想しながら、ふと思い出す。
そうだ、右は南極だ。
視線を右に振ると...
▲ いる!みんなの向こうに何かがいる!
参加者の皆さんの向こうに小さな生き物がちらりと見えました。
右が南極ならあいつらは多分...
黒い翼に白い腹。間違いないペンギンだ。
しかも、ペンギン界最大種と言われるコウテイペンギンだ!
▲ 堂々とした立ち姿で我々を見つめるコウテイペンギンのみなさん
こ、皇帝...やつらがいるということは間違いない。ここは南極だ。
しかし、左側は北極だぞ!?
完全に時空が歪んだ世界に我々は放り込まれてしまったんだ!
と、またしても妄想を爆裂させているとガイド役のエポロくんから北極や南極、地球を取り巻く今の環境状況についての解説がありました。
北極の氷は海の水が凍った『海氷(かいひょう)』であり、海に浮かんでいる状態であること。
対して、南極の氷は南極大陸に積もった雪が長い年月をかけて固まった『氷床(ひょうしょう)』であり、大地を覆っているものであること。
南極よりも北極の方が地球温暖化の影響を受けやすく、海氷がどんどん溶けていること。
北極や南極で気温の上昇によって氷が溶ける一方、干ばつによって深刻な被害を受けている地域もあって、決して溶けた氷の分の雨量が増えているわけではないこと。
台風や水害に悩まされているところに一層雨が降ったり、雨が少なくて困っていたところが更に乾燥状態になったり、地球環境の変化は人間の都合に合わせてくれるものではないということ。
などなど、ちょっと切なくなるお話でした。
本当に真剣に環境について意識していかなくちゃいけないなと思いました。
クイズの答えは...
▲ エポロくんの解説に真剣に聞き入るプレスの皆さん
その後、ちょっとしたクイズが出題されました。
「北極の氷がすべて溶けてしまったら地球の海面はどのぐらい上昇するでしょう?」
うむ、わかったよ。北極の氷は海に浮いているのだから溶けても海面は変化ないんでしょ?
あれでしょ、水がなみなみ注がれたコップに浮かぶ氷が溶けても溢れないのと一緒でしょ。簡単簡単♪
「では、答えは、実際に体験していただきましょう。」
みるみる消えていく北極の氷。
はっ!ホッキョクグマくんは!?氷の上にいたホッキョクグマくんはどうなっちゃうんだよ!?
そう思った時にはすでに遅かった。
小さくなった氷と共に海に飲み込まれていくホッキョクグマくん。
「きゃー、しろくまくーん!」「あああ、ホッキョクグマぁ!」「くまくん泳いでー!」参加者たちの悲痛な叫び声が北極に響いた。
あまりの衝撃にスクショを撮るのも忘れていた。
変化あったよ。
海面の高さには変化なかったけど、大きな変化があったよ。
ごめんよ、ホッキョクグマくん。
単純に海面が上るとか上がらないって話じゃないんだよな。
だとしてもよぉ、なんで俺たちの方に泳いでこなかったんだよ。
ばかやろう、最後までカッコつけやがって...。そうか、ばかやろうは俺たち人間か...。
「では、南極の氷が溶けたらどうなるでしょう?」
北極消失の衝撃も冷めやらぬうちに投げかけられる次のクエスチョン。
「答えは...」
やばい!そう思った次の瞬間。
▲ ごぼごぼごぼぼぼ...
南極の氷が小さくなるにつれて我々の足元に迫る海水!
みるみるうちにその水位は上昇して、我々は海中に飲み込まれてしまった。
く、くるしい。
いや、VRだから苦しいはずはない。苦しいのは胸だ。心が苦しいんだ。
ホッキョクグマくんの気持ちが分かったよ...
ああ、いいなあ。ペンギンくんは水中でも大丈夫なんだね。
たまにエコバッグ持たずに買いもの行ってごめん。
まさか、こんなことになるなんて思ってなかったんだ。
意識が、...意識が薄れていく。
・・・
その後我々がどうなったのか記憶が定かではない。
どこか別の世界へ飛ばされたような...
とても重要な何かを、見て、聞いたように思う。
後日、自分の撮った画像を整理していると、見覚えのないワールドの画像と共にバーチャルギャラリー『NISSAN CROSSING』の見慣れない姿が写った画像を見つけた。
この画像が意味するものとは。
我々の身にいったい何が起こったというのか。
それは是非ご自身の目で確かめて欲しい。
記憶は定かではないが、体験会から戻って自分の中で何かが変わった気がする。
何か素晴らしい経験をしたことで環境に対する意識変わったように思う。
今日からツアー参加の応募が可能になっているので是非応募して体験して欲しい。
・・・
そう、体験なのです。
初めのうちは妄想を楽しんでいましたが、徐々に妄想ではなく実体験に変わっていきました。
日産さんが用意したこのイベント(ツアー)は勉強するものではなく実際に体験して考えるきっかけにするものなのです。
だからこその VR なのです。
それがよく分かる体験会でした。
そそ、記憶は消えずにちゃんと残りますのでご心配なく(笑)
『日産アリアとめぐる環境ツアー』ツアー概要
日時: 2022年1月11日 20:00~21:30
募集人数: 20名
応募方法: 参加者募集フォームから応募(https://forms.gle/5Wy7DZ3twitdWwhP6)
応募期間: 2021年11月29日14:00~12月24日23:59
※応募者多数の場合は抽選となります。
※ツアーではPC向けワールドを巡るため Quest2 単体では参加できません。
- 制作協力クリエイター・スタッフ一覧(順不同・敬称略)