トップ VR・メタバース 見て乗って走らせる楽しさ!日産自動車の新型軽EV『サクラ(SAKURA)』試乗体験会に見たメタバース活用の未来 #日産サクラ #VRChat #メタっちゃえNISSAN

見て乗って走らせる楽しさ!日産自動車の新型軽EV『サクラ(SAKURA)』試乗体験会に見たメタバース活用の未来 #日産サクラ #VRChat #メタっちゃえNISSAN

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幻想的で美しいお披露目会の興奮も冷めやらぬ中、次に我々が案内されたのは日産『サクラ(SAKURA)』のために作られた試乗体験用のWorldでした。
こちらのWorld『NISSAN SAKURA Driving Island』は一般の方でも利用可能(*1)になっていますので、気になった方は是非訪れてみてください。

*1: 記事執筆時点ではまだパブリック化されていないようなので、VRChatの設定画面で『SHOW COMMUNITY VABS』にチェックが入っていないと WORLDタブには表示されません。

※本記事の内容、及び画像・映像等は日産自動車「新型軽電気自動車」のメタバース・VR上でのお披露目会のご案内を通じて日産自動車株式会社よりプレスリリースとして正規に提供されたもの、並びに許諾の元に取材・撮影されたものです。
※画像・映像、その他の著作物の転載はご遠慮ください。

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『サクラ(SAKURA)』に乗って四季をめぐる島

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▲ 試乗車は自分で運転するタイプと自動運転タイプの2台

試乗体験 World に入ると、そこには2台の日産『サクラ(SAKURA)』が停まっています。
ここが World の入り口であると共に試乗コースのスタート地点でもあるのです。
誤解があるといけませんのでお伝えしておきますと、エポロくんは今回のイベントの司会進行役なので普段はここにはいません。

試乗できる日産『サクラ(SAKURA)』はハンドル操作もアクセルコントロールも運転者本人が行うタイプと、「Start/Stop」の操作だけで自動的にコースを周回してくれる自動運転タイプの2種類になっていますので、お好みでチョイスします。

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▲ 四季をめぐる試乗コースにはそれぞれ映えスポットが用意されている

この試乗体験 World はひとつの島になっていて、試乗コースは島を周回しながら春夏秋冬のエリアをめぐるという素敵な構成。
コースの途中で車を停めて景色を楽しめるスポットも設定されているので、日本の四季折々の景色の中に日産『サクラ(SAKURA)』がどう映るのかを確かめたり、車窓から移りゆく四季の風景を眺めたりと、いろいろな楽しみ方ができそうです。

ちなみに、こちらの地図で各スポットをUse(トリガー)することでその場所にワープ移動することも可能です。

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▲ 運転方法をしっかり読んでご安全に!

フルトラッキングでない限りVRでは基本的に足での操作ができないために、運転は手のみで行います。
慣れるまではちょっと戸惑うかもしれませんが、実際に運転してみた感覚としては、アクセルを開け過ぎず(トリガーを押しっぱなしにしない)、ハンドル操作も慌てずゆっくり行えば大丈夫です。

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▲ 人が乗り込むと更に実車のイメージが掴みやすい

先の日産『サクラ(SAKURA)』発表会にも登場したバーチャルアイドル・桜羽ことねさんがドライバーになって、日産自動車 日本事業広報渉外部 遠藤部長と日産自動車 日本事業広報渉外部 鵜飼さんを乗せてデモンストレーションドライブ。リアルアバターではなくても、人が乗り込んだだけでグッと現実味が増すのが面白いですね。
家族や友人を乗せてのドライブシーンがイメージできます。

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▲ VRでの運転は独特なので少々慣れが必要

こちらは自分で運転するタイプの試乗車。
ダッシュボードの上の「Setting」ボタンを押すと自分の座席位置調整が可能で、ハンドルの白い球をグラブすることでアクセル操作とハンドル操作が可能になります。

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▲ 春の映えスポット『SAKURA CAFE』には展示車両や充電体験コーナーも

試乗コースを進んでいくと四季それぞれに映えスポットが見えてきます。
こちらは、春の『SAKURA CAFE』で、単なるフォトスポットではなく、いろいろなギミックが組み込まれた体験スポットでもあります。
その辺りは後程詳しくお伝えいたします。

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▲ 夏の映えスポット『浜辺』

サーフボードや灯台がイイ感じの『浜辺』は夏のスポット。
夏の海沿いを走る日産『サクラ(SAKURA)』を体験できます。

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▲ 秋の映えスポット『茶屋』

一面の落ち葉の上に建つ秋の『茶屋』も実に日本的で雰囲気がいいですね。
こちらではお団子やお茶を楽しめるギミックがあって更に雰囲気を盛り上げてくれます。

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▲ 秋の景色と日産『サクラ(SAKURA)』

試乗の途中で、ちょっと路肩に『サクラ(SAKURA)』を停めただけでグッと風景の印象が変わります。
周りの景色は軽量化のためにリアルさを追求したものではないのに、VRで目の当たりにすると現実の風景を脳が勝手にイメージしてくれる感覚でしょうか。

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▲ 冬の映えスポット『かまくら』

冬の『かまくら』は雪だるまもかわいい映えスポットです。
かまくらは人(アバター)が入ることもできました。

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▲ スキー場近くのロッジで後から合流する友達を出迎えている感がイイ!

他の取材陣の方々とかまくらを辺りを散策していると、リーチャ隊長さんやもんちゃんさんを乗せて試乗体験中の猿頭トリートメントさんがやってきました。

楽しそうにドライブしている車内の様子が少し離れたところからも垣間見えて、その車がかまくらの前に停まると何か実際の車旅のような感覚を覚えました。

先にロッジ着いた我々が出迎えて、「オーナーが、駐車場はロッジの向こう側入ったとこを使ってだってさ」と声を掛けたくなるような現実にありそうなシチュエーションが目の前にあって、これは現実世界の普通の試乗ではまず味わえないリアルシミュレーション的なお試し会だなと。

SAKURA CAFE には体験できるギミックがいっぱい

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▲ 『SAKURA CAFE』はショールーム的な役割も

春のエリアにある『SAKURA CAFE』はこの島のシンボル的な存在で、ここで仲間とくつろいだり、展示車両をじっくり観察したりと、日産『サクラ(SAKURA)』を中心にさまざまな体験ができるスポットになっています。

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▲ 美味しそうなスイーツやドリンクもあって訪れるだけでも楽しいカフェ

テラス席のカフェテーブルには美味しそうなスイーツやドリンクが置かれ、日産『サクラ(SAKURA)』に乗って出かけて、近所のおしゃれなカフェでテータイムを楽しんでいるような体験をすることができます。

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▲ 展示車両も試乗車同様ドアの開閉や乗車が可能

また、ショールーム的な一面もあって、展示されている日産『サクラ(SAKURA)』を細部に渡って確認できます。

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▲ 運転席に座ったイメージは実車と変わらない

運転席に座って、室内空間の広さを体感したり、運転席からの視認性を確認したり、操作パネルなどの位置を確認したり、現実世界のショールームでするようなことがある程度できます。

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▲ 細部まで忠実に再現されているのでスイッチ類の位置関係も把握できる

細部まで忠実に再現されているので、「なるほど、ハンドルから手を離さずにオーディオ類の操作ができるのはいいね」なんて感じで、実際の操作性もイメージできます。

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▲ ワイパーの操作レバーも実車そのまま

細部まで再現できるのは実車の3Dデータを流用しているからですが、とはいえVRChat内のオブジェクトとして取り込むにはいろいろな調整や修正など苦労があったそうです。

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▲ アラウンドビューモニタ用のカメラまで再現

もちろん、外装にも実車の3Dデータを使用しているので忠実に再現されています。
ただ単に試乗してもらうだけなら作り込まないようなアラウンドビューモニタのカメラ部分のガラス感まで再現していたりするのは思わず「すごっ!」っと声が出てしまいました。

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▲ 各座席にはアバターと座席との位置を調整できるスライダーがある

展示車、試乗車共に 4人まで乗車できるようになっていて、全ての席に座席位置の調整機能(座席が動くのではなくアバターと座席の位置ずれの調整機能です)が付いていますので、小さいアバター(子供の目線)でも大きなアバター(大人の目線)でも違和感なく乗車体験できるようになっています。

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▲ キューブを選んでトリガーすることで展示車両の色を変えることができる

また、展示車両の脇には4色のキューブがあって、そのキューブをUse(トリガー)することで瞬時にボディカラーを変えることができます。

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▲ 自分の好みのボディカラーが風景にどのように馴染むか確認できる

やっぱり『ブロッサムピンク』がかわいいよねとか、『ホワイトパール』も綺麗だよねとか、外の景色と併せて見ることで、実際に日産『サクラ(SAKURA)』がある生活をイメージしやすいのではないでしょうか。

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▲ 試乗車をここまで乗ってきたら充電スポットに駐車してみよう

他にも、『SAKURA CAFE』には充電スポットも用意されていて、試乗車を乗り入れて充電体験をすることもできるのです。

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▲ 充電口の扉を開けて

うまく駐車位置に駐車できたら充電口の扉を開けて...

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▲ 充電用コネクタを手に取り

充電スタンドから充電コネクタを手にとって...

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▲ 充電口に挿す

充電口に挿せば充電スタートです。

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▲ 充電中を表現したほわほわと浮かぶ光の球がかわいい

現実の電気自動車ではこのような光の球は舞いませんが、VRならではの演出が可愛くて微笑ましいです。

日産『サクラ(SAKURA)』試乗体験会から見えた未来

今回、実際に販売する新型車をメタバース上で試乗体験してもらうことで、日産自動車としてもメタバース活用の本格的なスタートラインに立ったように思います。
そして、楽しみながら日産『サクラ(SAKURA)』を認知してもらう、体験してもらう、という目的は達成されたと言えるのではないでしょうか。
個人的には、試乗コースは満足感はあっても飽きさせない程よい距離感と構成でしたし、各スポットの楽しませるための仕掛けも過剰にならず好印象でした。

個人的に今後の展開で期待したいところとしては、ボディカラーの変更だけでなく、オプションパーツの着脱やシートアレンジの変更、買い物した荷物や旅行カバンなどを実際に積み込む体験ができるラゲージルームなど、より実際の購入検討や実生活に結びつく仕掛けができると良いかなと思いました。

そして、もうひとつ、私の中で見えた未来がありました。

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▲ イベントに携わったクリエーター、パフォマー、スタッフの方々との記念写真

日産自動車は昔から『技術の日産』と称され、高級スポーツカーの『NISSAN GT-R』のエンジンにはそれを組み上げた『匠』と呼ばれるエンジニアの名前が刻印されるほど、技術に対するリスペクトが熱い企業だと思っています。
その日産が、メタバースという未知の世界に進出するにあたって、大手企業にお任せするのではなく実際にメタバース界隈で活躍しているクリエーターやパフォーマーと組んだことは彼らの技術力や経験やセンスを高く評価したということではないでしょうか。

まさに、餅は餅屋、蕎麦は蕎麦屋、VRも蕎麦屋、車とVRで道は違えど日々経験を積み技術を磨いている者には共感するところがあったということでしょう。
もちろん、それは作るという部分だけの話ではなく、パフォーマンスもそうですし、アテンドや撮影・配信の技術や経験もそうです。

そして、その期待に見事に応えた彼らの成果は、今VR上で活動している人たちや、これからVRの世界に入ってくる人たちの希望の光になると思うのです。
そうなることでVRに携わる人たちの底上げに繋がって、メタバースが更に盛り上がり、新たな需要を呼び皆に還元されるといったプラスのスパイラルが見えたのでした。

そう遠くない未来に彼らがこの経験を活かして、更にそれぞれの得意分野でメタバース界の『匠』になって日産のメタバース活用というエンジンにその名前が刻まれる日が来るのではないかと。いえ、もう刻まれているのかもしれません。

制作協力クリエイター・パフォーマー・スタッフ一覧(順不同・敬称略)
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中の人について

いぢま。

いぢま。Terufumi Ijima

静岡県出身、東京都在住。

1967年5月29日生まれのふたご座、血液型はA型、職業はフリーのシステムエンジニア兼ブロガー兼ライター兼カメラマン。

好きなものは仮面ライダー、特撮モノやSF映画、ギミックの付いたおもちゃ、iPhone・iPadなどのガジェット類、ビール、ウイスキー、飲み会、イベント、などなど。そんな話題を中心に日々情報収集と実践に励んでおります。

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